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障害者団体が「障碍」表記に反対って

常用漢字表に追加する候補の漢字196字が、新聞に載っていました。(21年10月24日付け読売新聞)
記事の中に、追加要望が「鷹」に続いて多かった(つまり2位か)字について書かれていました。
「碍」は、障害者団体などの間で使用について賛否がわかれていることなどを理由に追加されなかった。
思わず「へぇ~」です。

賛否の賛のほうはよくわかります。ハンディキャップドはもともと「障碍」と書いていたのを、「碍」の字が常用漢字から外されたために、「害」の字を当てるようになったもの。でも実際には「碍」と「害」は、読みの音は同じだけど意味はかなり違います。「害」にあるような他者に被害を与えるようなニュアンスが、「碍」にはみあたらないのです。だから「障碍」に戻せということなのですね。

賛否の否のほうはわかりません。障害者団体が「障害のままのほうがよい」と考えているということでしょうか。だとすると「障害」という表記を団体名などに使っているので変更してほしくない、というくらいしか理由が想像できないのだけど。
それとも「障害者団体など」の「など」という部分なのか。そのうち文化審議会のサイトの国語分科会漢字小委員会に10月23日の議事録が出るでしょう。(でも前回9月8日の議事録もまだなんですけど。前々回7月28日は議事録あり。)

碍の字に反対意見ということは、「障害者団体など」には「障害という書き方でいい」という意見があるということですから、つまり、かなり善意的に解釈したとして「自分たちは『障がい』と書くけど、学校で教えるとかマスコミが書くとかは『障害』でいい」という意見が「障害者団体など」にあるということですね。
しかもそれは決して少数意見ではなく、少なくとも「賛」は多数意見ではないよ、というくらいには「否」も多いのでしょう。
実は私もできるだけ意識して「障碍者」と書くように心がけようとはしていたのですが、少なくない「障害者団体など」がいやがるのなら、常用漢字表に従って書くようにしましょうか。

一応、「碍」を三省堂の漢辞海で調べてみたところ、「礙」(化けないででるかな。石へんに「疑」です)を見ろとありました。
[一]動詞
(1)さまたげる。(ア)制止する。とどめる。(イ)見えなくする。さえぎる。(ウ)じゃまをする。
[二]名詞
(1)気がかり。
こうすると、ハンディキャップドを表すのには適した字ですね。足に碍があるから、歩くことがさまたげられ制止される。目に碍があるから、見ることがさえぎられさまたげられる。発音がさまたげられるから吃音。

しかし、名詞として「気がかり」とは。
ん?
なるほど!
つまり「碍」と書くことに否な人は「ハンディキャップドな人たちを、あえて気にかけることはない」ということですね。特別視することではないんだよ、普通なんだよ、ということでしょう。気にかけて、手を差し伸べたりする必要はないんだよ、と。

ところで、今回「碍」は常用漢字への追加候補から外されましたが、「ハンディキャップドが害とはどういうことだ」ということで「障がい者」と交ぜ書きにするのがジンドーテキということになっているようです。
でも、そもそも常用漢字は「これ以外は使っちゃいかん」という意味ではないのだから、マスコミなどに「障害者と書くな、障碍者と書け」と要求すればいいんじゃないでしょうか。
たとえば、「北朝鮮」なんて言うな、という意見をとおした人たちがいるからマスコミも「北朝鮮朝鮮民主主義人民共和国」と表現するのが理解があることだとなったじゃないですか。

念のため、「害」も調べました。
[一]動詞
(1)そこなう。(ア)損傷する。こわす。(イ)侵犯する。おかす。(ウ)殺す。
(2)こわがる、おそれる。
(3)妨害する。さまたげる。
(4)都合が悪いと思う。にくむ。ねたむ。
(5)病気になる。わずらう。
(6)不安定な情緒になる。いやな気持ちになる。
[二]名詞
(1)災禍。わざわい。「利害」「水害」
[三]形容詞
(1)有害な。悪害をなすさま。「害虫」「害鳥」
(以下略)

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